ここでは、日常の講義、実習や学習風景を掲載します。

動物看護学コースの3年生が警察犬訓練所で実習しました

動物看護師を目指している3年生が、本学科と連携している捜索救助犬協会様よりの紹介で、埼玉県川越市にある警察犬訓練所で実習させていただきました。今まで授業や実習でしつけ法は学んでいますが、実践の訓練はなかなか刺激的だったようです。写真で見ると結構うまくできているようです。この機会を生かし将来に向けてがんばっていただきたいです。

動物看護学コースの3年生がペットの介護施設で実習しました

動物看護師を目指している3年生生が、実務実習として、千葉県千葉市の都市型動物介護施設に実習に行ってまいりました。老犬の飼い主さんが、要治療状態・要介護状態になった時、老犬を施設にてお預かりし、老犬の飼育ケアをサポートしたり、盲導犬及び介助犬及を飼育し終身ケアまでしています。学生からの感想としては、施設で働く人たちもいい人ばかりで、犬猫の世話も毎日楽しくできたそうです。こういった社会に役立つ経験が将来につながればいいと考えています。

野生動物学コースの3年生が害虫駆除の会社で実習をしています

野生動物を勉強している3年生が、新潟県の害虫駆除の会社で10日間実習をしています。

家の中に侵入したハクビシンやネズミなどの哺乳類、ゴキブリやシロアリなどの昆虫類の駆除の手伝いをします。

天井の屋根裏で生きているハクビシンを見たそうです。ハクビシンは糞尿が天井から垂れてきたり、屋根裏をドタバタ走ったりして迷惑千万です。普通の人はあまり知りませんが、東京にも結構いるんですよ。

毎日慣れない作業で大変ですが、楽しくやっているそうです。

写真は会社の前で社長さんとです。今週いっぱい実習が続きます。充実した日々を過ごしてもらいたいものです。

株式会社三条害虫の皆様、ありがとうございます。引き続き、ご指導をよろしくお願いいたします。

野生動物コースの3年生が牧場で実習をしています

動物危機管理学科では動物実務実習と言って、動物関連の会社で仕事を経験する実習があります。

野生動物を勉強している3年生が、茨城県の馬牧場で10日間住み込みで実習しています。馬に餌をやったり、フンを片付けたり、ブラシをかけたりします。

今日は馬に初めて乗せてもらい、午後からは牧場の外で馬に散策するそうです。私(植木)も乗せてもらいました。

こういった動物に直接触れる体験と会社の実務を知ることで、学生のキャリア意識が高まっていくことを期待しています。桑原さん、どうもありがとうございました。

地学実験で天体観察をしました

本学科では、地学の実験の授業があります。主に理科教員志望の学生がとりますが、そうでない学生もたまにいます。

小中学校の理科の授業でも天文を勉強しますね。

この日は冬は空気が澄んでいて天体観測に適していました。上弦の月(半月)なので、夕方、月が高くにありました。そんなわけで、望遠鏡で月を見ることにしました。

スバル(散開星団)、オリオン座M42(星雲)、火星も見ました。

たまには星空を眺めて、日頃のモヤモヤを忘れるといいですよ。

慮しつつ、水族館のバックヤード見学やレクチャーも行ってくださった、水族館の職員の方々に感謝を申し上げます。

大洗水族館:1年生 見学実習

昨年末、茨城県の大洗水族館へ1年生が見学実習に行きました。

水族館職員を希望する学生も多く、有意義な実習でした。特に普段見ることのできないバックヤードの見学では学生たちは興味津々でした。いい経験をしたと思います。

コロナ感染拡大に十分に配慮しつつ、水族館のバックヤード見学やレクチャーも行ってくださった、水族館の職員の方々に感謝を申し上げます。

博物館のまんが「へんなものみっけ!」の作者から返事をもらいました

 

博物館学芸員科目では、博物館をテーマにした漫画「へんなものみっけ!」を教科書に使っています。
漫画を読み込み、作者に向けて一番印象に残ったフレーズ、博物館学的視点、動物学視点から各自でイラストとコメントで表現してもらいました。それを作者に送ったら、返事をもらいました。とても嬉しいことですね。

博物館学芸員課程の学生には、今しかできない経験をさせたいと思います。

産業動物飼育実習:養鶏編

最終日は養鶏です。

午前中、講義の後、採卵された卵の選定、洗浄、パッキングを行いました。学生たちは卵を丁寧に扱い、真剣に取り組みました。そして、ご褒美にその一部を茹卵にしてもらって食べました。

午後は愛玩動物舎を見学させてもらいました。ハムスターと色々な種類のウサギです。さらに、牛舎では運よく数日前に生まれたばかりの子牛を見ることもできました。

3日間の実習は今まで普段味わったことのない貴重な体験をすることができました。将来、必ず何かの形で役立つと思います。

 

旭農業高校の皆様、3日間、丁寧に指導していただきありがとうございました。

 

産業動物飼育実習:養豚編

今回は2日目の養豚編です。

午前中は講義の後に豚舎の清掃を行いました。豚房に入るとブタが寄ってきてなかなか清掃が思うようにできない場面もありましたが、汗だくになりながらもきれいに清掃することができました。それにしても子ブタは何とも愛くるしいですね。茶色の子ブタはデュロックという品種です。

午後はメインイベントである子ブタの去勢です。参加した学生全員、1匹ずつ実施することができました。その後、超音波装置を使って、雌ブタの妊娠診断を行いました。この日も充実した実習を行うことができました。

産業動物飼育実習:乳牛編

昨年末、2年生が旭農業高校へ産業動物飼育実習に行きました。乳牛、養豚、養鶏について、各1日間、旭農業高校の先生方々に講義と実際の飼育管理について指導していただきました。今回は乳牛編です。

午前中は講義の後に搾乳、牛舎の清掃と乳牛の散歩、そして、親牛のブラッシングと子牛の毛刈りを体験しました。午後は、給餌と直検、運よく人工授精を行う牛がいたので、高校の先生が人工授精する様子も観察できました。初めて扱う動物であるので、どのメニューも真剣そのものでした。

将来、産業動物を扱う職業に就かない学生にとっても貴重な体験をすることができたと思います。

旭農業高校の皆様、このような状況でも体験の場を提供していただき、ありがとうございました。

野生動物コースゼミ活動:その3

麻布大学の加瀬先生のゼミに合流し、麻布大学の3年生と一緒に英語論文の紹介を行いました。

本学科の1年生も何人かは参加してくれました。

紹介したのは、北海道におけるアライグマのレビュー論文です(Ikeda. et. at. (2004), Present Status of Invasive Alien Raccon and its Impact in Japan. Global Emviromental Research, 8(2), 125-131)。

まずは英語を読むのに四苦八苦、発表のスライドを作るのに苦戦しましたが、麻生大生に負けずに発表しました。ちなみに麻布大生が発表した論文はタヌキの「ためフン」に関するものでした。

野生動物ゼミでは、今後も他大学と合同でゼミを行います。

今回は、新型コロナウイルス感染拡大防止のためオンラインで行いましたが、いずれは顔を合わせてやりたいです。お互いの大学にとって刺激になればいいなと思います。

食肉センター見学の発表会を行いました

先日見学実習に行った千葉県食肉公社についての発表会を2年生が行いました。今年は工場内へ入ることはできませんでしたが、職員の方より説明を受けた内容に自分たちで調べた内容を盛り込んで立派に発表してくれました。3年生、4年生も質疑要員として発表会に参加してくれ、先輩または同級生から色々な質問を受けましたが、堂々と応答してくれました。教員が質問する時間はありませんでした。このような学生同士が活発に質疑する発表会が理想と感じた次第です。

野生動物コースゼミ活動:その2

野生動物コース3年生2名のうち1名はロードキルの研究をしています。ロードキルは道路上で車に轢かれた動物の死体です。市民から通報があると役場や専門業者が死体を回収し、記録します。野生動物を実際に観察することは難しいので、爪痕やフンのような痕跡とともに、ロードキルの記録を野生動物の生息調査に使います。

最近、利根川沿いでキツネの死体を発見しました。キツネは堤防に巣穴を開けて、増水時に堤防の耐力を弱めてしまうので、困ったものです。

ロードキルの研究はまだ少なく発展途上です。そのためロードキルの記録が間違っているケースもあり、回収時の写真を確認してきました。

野生動物の調査には色々な方法があるので、これから大学周辺で試していきたいと思います。

動物機能形態学実習:組織標本観察

自分たちでパラフィン包埋、薄切、HE染色したラットの組織標本の顕微鏡観察とスケッチを行いました。多くの学生が教科書で勉強するよりも各臓器の構造や役割について覚えることができたことをレポートに感想として書いてくれました。

実習の最後に、10種類の標本を顕微鏡にセットして、ブラインド下で臓器の名称や働きを答えてもらう、班対抗のテスト(クイズ)をしてもらいました。自分たちが思っていたより頭に入っていたようです。なかなかの正解率でした。

 

動物病原体検査学実習:その4

実習の最終段階。これまでに修得した知識と技術を用いて、班ごとにテーマを設定して検査に取り組みました。ドアノブ、土、糞便などから細菌が検出され、驚きとともに日常生活において注意すべき部分が浮き彫りとなりました。前日から準備を進めていたので、スムーズに検査結果が出せました。

しかし、遺伝子検査には拒絶反応を示した学生たちでした!

動物危機管理実習:学外見学_食肉センター

2年生の科目「動物危機管理実習」で株式会社千葉県食肉公社(千葉県旭市)を見学しました。家畜が食肉へと形をかえる場である食肉センター。例年とは異なり工場内部へ入ることはできなかったものの、食品を扱う施設の厳しい衛生管理を実感してきました。

 質疑応答において丁寧な対応をしていただいた職員の皆様、ありがとうございます。

動物機能形態学実習:骨格の比較観察

鳥の手羽とラットの上腕・前腕の骨格標本を作製し、構造の比較してもらいました。レポートでは骨格構造の違いを生活・行動の違いの観点から考察しており、とても実のある実習になりました。「他の動物とも比較してみたい」という感想が多く、積極的な姿勢がうかがえました。来年は他の動物との比較検討を考えてみようかと思います。

野生動物コースゼミ活動

野生動物コースでは現在3年生2名が勉強しています。今日はそのうちの1名の研究テーマであるアライグマの生息調査をしてきました。

アライグマは農作物被害や人獣共通感染症などをもたらす特定外来生物です。しばしば家の天井裏を住みかにするので、お寺や神社の柱に爪痕があるかどうかを調査しました。

床から2m以上のところにある5本の引っかき傷はアライグマの爪痕と思われます。もっと低いところにある乱雑な爪痕はネコでしょう。普段、アライグマは天井裏や木の穴にいてお目にかかることはありませんが、このような痕跡を探すことによって、どこにアライグマがいるかわかります。

これから銚子市内全域を調査していく予定です。

動物病原体検査学実習:その3

塗布した細菌の種類を同定するためにさまざまな検査をこなしてきました。種類による違いが確認でき、理解がより一層深まったようです。これまでに修得した知識と技術で、最終日は各班でテーマを設定して実習に取り組みます。

4つの博物館を見学しました

11月6日(金)に博物館学芸員課程の2,3年生が東京の4つの博物館を見学しました。

第一に第五福竜丸記念館、第五福竜丸は1954年にアメリカの水爆実験により太平洋で被爆した木造船です。東京海洋大学で野ざらしで保管されたものを都が引き取り、船全体が入る建物を作って保管しています。特別展として、当時の手紙を展示していました。

第二に、チームラボプラネットです。これはデジタル映像を用いた美術館で、情報メディア技術が駆使されています。水に入ったり、大きな風船があったり、それらに映像が映って引き込まれていきます。実物資料はここにありません。

第三に、東京海洋大学マリンサイエンスミュージアムです。大学ミュージアムと言って、大学の持つ知的財産を市民に還元する施設です。学芸員の方に案内してもらいました。今までは取れない貴重な海の生物の骨や剥製がいっぱいあります。収蔵庫の中には、昔から累々と蓄積された多量の液湿標本がありました。

第四に、東京大学のそばの文京区教育センターです。ここは、東大総合博物館の資料を移動展示しており、今回は動物の骨がテーマです。このような展示をモバイルミュージアムといい、博物館は市民が待っているだけでなく、市民の中に博物館が降りていくものです。

このように、いろいろなタイプの博物館を見学して、学生は大満足でした。でも、出発は朝7時半、帰着は夜8時近くでみなヘトヘトでした。

博物館実習の報告会を行いました

博物館学芸員課程の集大成として、3,4年生が博物館実習の報告会を行いました。

1年から4年生までの全員が集まった前での発表です。どのような博物館で、どのような実習を行ったのかを各自紹介しました。

博物館実習は、博物館の裏側で普段学芸員がやっていることを体験します。皆、口を揃えて「楽しかった」と言ってくれました。4年生は昨年やったことを懐かしく思い出しながら、2年生は来年やるのでそれを想像しながら、1年生は夢を見ながら聞いていたと思います。あとは報告書を作るだけです。それで博物館学芸員課程が修了したことになります。よくここまでできましたね。

 

動物病原体検査学実習:その2

前日に塗布した細菌を観察し、特徴を記録していきます。同時並行で、ELISA法による疾病の診断にも取り組みました。長時間にわたる実習でしたが、実習の後片づけはテキパキとスムーズに行ってくれました。2日連続の実習で疲れ果てたのかもしれません。疲労の中、身につくものは多々あった実習でした。

動物愛護センターへ見学に行きました

10月30日(金)、1年生の教養ゼミナールIIで動物愛護センターに見学に行きました。

例年は学年全体で見学に伺いますが、今年はコロナウイルス感染症対策のため、動物看護と生命科学コース志望の学生に絞っての見学となり、見学に向かうバスと動物愛護センター入口では1名ずつ検温と消毒を実施しました。さらに見学では3密にならないようグループに分けて動物愛護センターの事業やしつけに関するレクチャー、施設見学を実施していただきました。動物慰霊祭の期間だったため、学生も献花させていただきました。

厳重な感染対策の上での見学となりましたが、動物たちを取り巻く様々な件において、その道に進もうとする人たちが動物愛護センターの活動を正しく学ぶことは非常に意義があります。

千葉県動物愛護センターの皆様、このような状況でも学びの場を提供していただき、ありがとうございました。

動物機能形態学実習:その1

今日はイヌ、ヤギ、サルの血液中の細胞を観察しています。しっかりスケッチした後は、講義で習った白血球の働きを復習しながらのレポート作成です。

イラスト風にそれぞれの白血球の特徴をうまく描いた学生もいました。

座学のみならず実習で実際のものを見て体験できる。例年とは変わりませんが、特に今年はこのご時世、実習ができることに感謝しています。

動物病原体検査学実習:その1

3年生の動物病原体検査学実習が始まりました。細菌を同定するために培地の作成から取り組みました。その他、糞便検査や抗体検査にも。かなり遅い時間まで頑張りました。お疲れ様でした。

 

畜産学コースのゼミ活動:その4

1年生が銚子芸術村で美術品の展示実習を行いました

10月25日(日)の午後に、路線バスにトコトコ乗って大学から10㎞程離れた銚子芸術村に行きました。

銚子芸術村はもともと中学校で、廃校になった後、市民ギャラリーやジオパークの展示室ができました。そこで、非常勤講師の松岡先生の指導のもと、版画、水彩画、古布の展示実習を行いました。学生たちは慣れない作業に四苦八苦していましたが、楽しそうでした。私(植木)は自然系のことはやっていますが、人文系のことには疎いので、こういった実習はとても貴重です。

ますます、博物館が好きになってくれたらいいなと思います。

実験動物学実習

2年次のこの実習では、実験動物を用いて動物の保定方法、観察方法、雌動物の性周期判定方法について実習しました。実習の終わりに学んだことをレポートにまとめてもらいました。どの学生も真剣に取り組み、レポートも感じたことをきちんと書いてくれました。

動物看護学実習I

10月16日、動物看護学実習Iにて、例年ではイオンペット動物医療センター幕張新都心への見学がありますが、本年度はコロナ禍のため、センター長の永井先生にご来校していただき施設の概要、人事部の望月様よりイオンペットの企業説明会を実施しました。企業病院の実情を理解する大変有意義な時間となったことでしょう。

学生の反応として、グローバルな企業の社会活動に興味を持ったり、永井先生からの動物看護師としての役割を目のあたりにし、今まで興味のなかった学生も目を輝かせていたようです。

博物館学芸員のイラストメッセージを作りました

4月29日に所ジョージさんでおなじみの日本テレビ「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」で「下関でナメクジ・ホタルと向き合う孤高のミュージアム学芸員 川野敬介さんの半生に密着」が放映されました。山口県下関市の豊田蛍の里ミュージアムでは、学芸員の川野さんだけ「孤高の学芸員」と呼ばれています。川野さんは昆虫の専門家ですが、下関の自然のすべてを取り上げて、特別展を企画し、ハンドブックを作っています。この番組を見てとても感動したので、博物館学芸員過課程の学生にも見せてみました。そして、川野さんへのメッセージをイラスト付きで作ってもらいました。

博物館学芸員は人に伝えることが大事なので、博物館学芸員課程の授業ではいろいろな方法で表現してもらっています。川野さんにイラストメッセージを送ったので、いつか川野さんから何か反応があるといいなと思っています。

動物飼育実習(水生動物)

1年生の水生動物の水槽清掃の風景です。定期的に水槽の飼育管理をしなければならず、1年生のカリキュラム、動物飼育実習の1つとして行っております。水生動物の他にネズミやイヌの飼育実習も並行して実施し、1年生のうちに全ての動物の飼育管理の基礎を学びます。一生懸命に清掃をしてくれました。そのおかげで水槽のガラス面はピカピカです。

動物を適切に飼育することの重要さを肌で感じてもらえればと思います。

動物形態学実習の準備をはじめました。

今年は実習内容に、新たに骨格標本作製とそのスケッチを加えようと思ってます。研究室の3年生に予行練習をしてもらいました。骨格標本作製の予行練習、楽しい一時でした。

離乳したてのネズミたち:その2

動物臨床検査学実習:その5

動物看護師の仕事に関わる動物臨床検査学実習の風景です。実習犬の太郎さんに協力してもらいながら、レントゲン検査の保定を2名ずつで行いました。鉛の防護服は重く動きにくいので、学生は苦戦しながら保定していました。現場では、さらに放射線防護をしっかりと行わなくてはなりません。しっかり練習して現場で役立つ人材になってほしいです。

3年生が長野県で博物館実習をしています。

長野県にある飯田市美術博物館で3年生が博物館実習をしています。この博物館は美術系と自然史系が一緒になっているのが特徴です。10万人程度の市ですが、学芸員は常勤・非常勤併せて15人くらいいます。ですから、2つの系の実習を行い、学芸員の方がみっちり教えてくれます。実習期間はなんと11日間です。

今日の午前中は江戸時代の根付け(現代の携帯ストラップのようなもの)の写真撮影を見学しました。モノは小さいでしょう。収蔵庫の整理室に写真撮影専用の器材がセットされています。写真:上段

午後は1時間ほど離れた野外に出るそうです。

 

収蔵庫の中のものも見せていただきました。動物の骨や昆虫の標本が整理されています。写真:下段

 

このように頑張っている博物館で学生が実習できるように我々もサポートします。入学したら是非、学芸員の資格に挑戦してみてください。

動物臨床検査学実習:その4

これまでやってきた検査の復習も兼ねて、鳥類の血液検査に取り組みました。血液塗抹標本を作製し、血球を観察、分類する実習です。血液塗抹標本はスムーズに作成するのが難しかったようです。

一つ一つの技術取得は容易ではなく、何度も何度も練習することで熟練した技術が身につくことの大切さを知ってくれればいいかと思います。

毒性学実習:その3

発生毒性の一環として行う胎児観察の実習です。胎児の内臓を観察を行い、異常がないか検査しています。医薬品や農薬などはヒトでの安全性を担保するために妊婦がそれらの化合物に暴露されたときに胎児に影響があるかを外表や骨格を含めて詳細に検査します。

 

コロナ禍の状況で7月から始まった例年通りの多種科目の実習。決して遠隔授業ではできない、体験しなければわからないことを学生たちは多く学べたと思います。

10月から秋学期が座学も実習も対面で始まります。例年通りではありますが、対面で行えることに今年は特に感謝しなければならないと思います。

離乳したてのネズミたち

母親から離れ、離乳したてのネズミの兄弟です。まだ、どことなく寂しいのか、兄弟どおしで絡み合ってます。これから自立していかなければなりません。

水生動物に関する学外活動の「個人発表会」

2年生による水生動物に関する学外活動の個人発表会を行いました。1年生の頃より一回りも二回りも上手になった発表に、教員一同、驚かされました。

今回は実習を通じて各自が興味を持ったことを自ら調べて発表する形式をとりましたが、各学生が面白い着眼点で発表をまとめてくれました。自身の興味あることを掘り下げて調べること、研究の面白さを感じてくれた学生もいて、とても充実した発表会でした。教員側からの目線では、各学生の個性と興味がわかったような気がします。

 

動物看護実習:その6

動物看護の緊急対応実習を行いました。本学科は、災害(危機)に強い看護師を育成することを目指していますが、動物において災害時でなくとも突然の容体急変も考えられます。症例を観ながら看護介入、倒れた原因を考えた上で、処置をシュミレーションしていく実践的な実習です。

学生もこれまで座学で習ったことを思い出しながら処置を考えていきます。心肺蘇生では、心電図を見て状況を判断して処置を決めていきます。最後には、多学生と獣医師による評価を受け、たった2コマの講義とは思えない程充実した実習でした。

現場では獣医師がメインで行う処置ですが、看護師もどのようなことをするのかを知っておく必要があります。将来、同じような場面に遭遇した時、冷静に対処できるかはこういったシュミレーションが大切になります。

4年生が新潟で博物館実習をしています

新潟県津南町にある農と縄文の体験館「なじょもん」において、現在、4年生が博物館実習をしています。

津南町は日本一とされる河岸段丘があり、その上には旧石器や縄文の遺跡が多数あります。炎の形を縁取った大型の「火焔式土器」が有名です。4年生は国学院大学の学生と共に特別展の準備を手伝っています。火焔式土器が倒れないように、中に砂を入れ、テグス(糸)でケースに固定します。意外と無造作に土器が床に置かれていますね(足元注意)。展示が完成したら、お客さんへの対応をやってもらいます。昨日は野外で動物や植物の調査をしたそうです。

このように、普段なかなか行けないところへ行って博物館の現場に入れるのも、博物館学芸員過程の醍醐味です。

野生動物管理学コースのゼミ活動:その2

現在、卒業研究で天王寺動物公園のチュウゴクオオカミのストレス軽減を目的とした嗅覚エンリッチメントに関する研究に取り組んでおり、糞中ストレスホルモンの分析や行動観察を行っています。

担当学生は幼少の頃からオオカミが大好きで、約2か月間、当動物園にご協力をいただき、開園から閉園まで根気強く調査研究に取り組んでいます。

発生工学実習:その4

外部の先生に来ていただき、マウス胚を用いて体外受精の実習を行いました。胚を摘出し、培養液に移すところは先日各自で作成した極細のガラスピペットを用いました。24時間の培養後、果たして胚はうまく成長したのでしょうか。

動物看護実習:その5

心電図の読み方とレントゲン撮影時に必要な手技を勉強しました。どちらも手術前の検査には欠かせないものであり、動物看護師さんはその手技を問われる検査です。学生の皆さん、実習犬の太郎の協力を得て、しっかりと実習に挑んでいました。

博物館の色々な展示を作りました

博物館学芸員の資格取得のために、博物館での展示を真似て作る実習を行いました。2年生と3年生が各班で趣向を凝らしています。出来上がりはいつかお披露目いたしますのでお楽しみに!!

 

写真の説明

左:カニを分解し標本にして、電動ドリルで板をネジで止め、標本を載せる台を作ります。

真中:カプトガニのレプリカを紙粘土で作るのに苦戦中

右:犬吠埼のジオラマとして、海を紫外線ライトで固めたレシンを表現

動物看護実習:その4

デンタルケアの実習を行いました。家庭で飼育されているイヌやネコの多くは歯周病を持っていると言われています。歯周病が進行すると歯を失うこともあるため、近年、デンタルケアに力を入れる病院が増えてきています。安全かつ丁寧なデンタルケアには麻酔の管理が必要です。現役の獣医師と動物看護師の講師の先生から、実際の作業と注意点を指導していただきながら挑みました。その目は真剣そのものです。

発生工学実習:その3

マウスの受精卵を採取し、観察・スケッチをしました。採取には高度なテクニックがいりますが、真剣に取り組みました。また、受精卵の細部にわたり見事にスケッチした学生もいました。生命に神秘を感じてくれたことでしょう。

畜産学コースのゼミ活動:その3

肉用牛(黒毛和種)の遺伝子を調べるため、子牛から肥育牛まで様々な大きさの牛から毛を採材しました。ご協力いただいた農事組合法人宮澤農産の職員の皆様、ありがとうございます。

 

野生動物管理学コースのゼミ活動

銚子は海の宝庫です。本コースの卒業研究では、ドローンを使用して銚子海域や伊豆諸島の御蔵島などで海鳥や南ハンドウイルカ、スナメリなどの生態情報を収集してます。ドローンの管理から操縦まで、すべて学生が行います。緊張した面持ちでドローンを飛ばしていますが、お目当ての海鳥やイルカを発見できた時は皆嬉しそうにしており、こちらまでうれしくなります。

動物看護実習:その3

今回は、眼科検査と皮膚検査における動物看護補佐業務についての実習です。眼科検査は通常の保定と違い特殊であり、それを学んでいる動物看護師は貴重です。また、学生は実習でスリットランプ検査と眼底検査できれいな虹彩(瞳)と眼底を見て、生命の神秘を目のあたりにして感動したようです。眼は面白いです。

生物学実験

生物学実習でムラサキウニの発生実験を行いました。ムラサキウニに塩化アセチルコリンを投与し、放精・放卵を促します(上段の写真)。その後、スライドグラス上で受精させ(下段の写真)、発生の様子を観察しました。参加した学生たち(1年生)は興味深々、真剣に観察していました。

海に近い銚子ならではの実験になりました。

動物臨床検査学実習:その3

 

3年生の動物臨床検査学実習は超音波検査を行いました。前半は非常勤講師の銚子ハートクリニックの佐藤先生に来ていただき心臓超音波実習を行いました。後半は腹部超音波検査を行いました。

超音波検査は面白いので学生たちは興味深く取り組んでくれました。

毒性学実習:その2

動物に投与する薬剤を懸濁液に調製する実習を行いました。錠剤を乳鉢の中で乳棒で粉砕し、溶媒に混ぜて懸濁液を作ります。錠剤を細かい粒子になるまで均一に粉砕している様子です。この調製を間違えると計画した薬量を動物に投与されなくなることになりますから、緊張感を持って取り組んでくれました。

畜産学コースゼミ活動:その2

卒業研究の一環で肉牛(黒毛和種)の遺伝子を調べるため、牛舎内で牛の毛を採材しました。作業中、雷雨があり蒸し暑い中、学生たちは頑張って採材してくれました。

お休みにもかかわらず、ご協力いただいた農業生産法人株式会社 しあわせ牛の職員の皆様に感謝いたします。

キンメダイ実習:発表会

2年生の動物危機管理実習の一環として行ったキンメダイ実習の発表会を開催しました。2年生になってからの初めての発表会で、緊張した面持ちの学生も多かったですが、皆さん立派に発表ができました。短い準備期間の中、それぞれの課題について各班しっかりと詳細に調べてきており、課題に対する考察もできました。力作ばかりでした。

本実習にご協力いただいた外川漁業協同組合の皆様に御礼申し上げます。

1年生の磯実習

今日は待ちに待った大潮です。動物飼育実習の一環として、大学に近い長崎海岸で磯の生物観察を実施しました。長崎海岸は遠浅な岩礁であるため、磯の生物観察に適した場所です。また、約2000万年に噴出した安山岩からなる「宝満岩」があり、銚子ジオパークのジオポイントにもなっています。

入学以来友達と接する機会も少なく、寂しい思いをしていた学生さんたちも笑顔で楽しんでくれました。

1年生が初めての博物館見学

動物危機管理学科では博物館学芸員の資格を取ることができます。7/28(火)に1年生14人、3年生3人、4年生2人が大学から一番近い登録博物館である大原幽学記念館を見学しました。パネルの配置、照明の当て方、ケースの扉の開け方など、学芸員の方に解説してもらいました。また、厚さ17㎝の鉄扉を開けて、冷蔵庫の中の重要文化財も見せてもらいました。江戸時代の家もそのまま保存されていました。普段は見られない博物館の裏側を見て、人に伝える仕事をする学生が出るといいなと思います。

毒性学実習

4年次の毒性学実習の風景です。医薬品や種々化合物の発生毒性(胎児への影響)の一環として、胎児の骨格観察とスケッチを行いました。標本を実体顕微鏡で観察しながらスケッチを行うことで、骨の名称と位置を覚えることができたと思います。

発生工学実習:その2

動物外科技術の修得として、シュミレーターを用いた卵巣子宮全摘術の手技を練習しました。比較的本物に近いシュミレーターなので、本物に近い実習ができ、学生たちも真剣に取り組みました。

動物危機管理実習(キンメダイ実習)

動物危機管理実習として銚子ブランドのキンメダイの漁業と生態、記録、計測、スケッチ法について学びました!たくさんのキンメダイは、外川漁業協同組合様のご厚意で、なんと本実習のために無償でご提供いただきました。また、外川キンメ船団の方々にはリモートで講演していただきました!この場をお借りして心より深く御礼申し上げます。学生たちはキンメダイを捌くことはもちろん、初めて見るという人もいました。撮影、記録、計測、スケッチ、解体、調理(ホイル焼き☆)まで、全て学生たちが行いました。最後はキンメダイのホイル焼きを皆でおいしくいただきました。耳石も取りましたよー。

動物看護実習:その2

2回目の動物看護実習、動物の一般身体検査と日常ケア、採血、採尿(カテーテル)、採便方法を学びました。一部はシミュレータを使いましたが、爪切りなど初めて行う作業もありました。爪切りは、切り過ぎれば出血しますし、動物も痛い思いをします。皆さん緊張しながらも、上手に切れました。

動物臨床検査学実習:その2

2回目の動物臨床検査学実習の風景です。遺伝子検査を学びました。生物学など座学で学んだDNAを実際に抽出して観察しました。さらに、PCR、電気泳動という実験から遺伝子型を判定しました。細かい作業に目が疲れました。

発生工学実習

7月9日には、卒業生の斎藤君を助手に迎え、発生工学(動物外科)実習がありました。この実習では本格的な手術があるので、その前の縫合の練習中。中には初めてなのにセンスのある学生もいて驚きました。

動物危機管理実習(銚子ブランドのキンメダイについて学ぶ)

7月14日に動物危機管理実習が始まりました!7/14, 21, 28は野生動物管理学分野が担当する実習で、銚子ブランドのキンメダイの生態や計測、スケッチ、解体、調理、そして持続可能な漁業について実践的に学んでもらいます。7/21には外川漁業協同組合の外川キンメ船団の皆様に講師としてご協力いただき、操業や解体、加工法などをご教示いただきます。本日は班ごとに分かれて当日の担当や課題についてたっぷりディスカッションしてもらいました!キンメダイを食せるとあって学生も楽しみにしてくれています!

畜産学コースゼミ活動

卒業研究でウシに茶葉の残さを給与してどのような効果がみられるか試験しています。

動物看護学実習

7/8動物看護実習1日目、臨床現場で必要な保定、一般身体検査の復習を行いました。

この後の実習では、さらに臨床の現場を想定した実習が続きます。実習では、実際に生きた動物たちに協力してもらうので、学生達もいつも以上に、真剣です。

実習が始まりました

7/2から対面授業が始まり、学生たちが戻ってきて賑やかになってきました。学生たちも久々に同級生に会えて、盛り上がってました。

これから実習が続きます。今回は3年生の動物臨床検査学実習風景です。血球計算盤で細胞数をカウントすることにより顕微鏡の扱い方を復習し、段階希釈から検量線を作成することによりマイクロピペットの正しい使い方を学びました。顕微鏡を覗く姿は真剣そのものです。