活躍する卒業生


ここでは、動物危機管理学科を卒業し、各分野で活躍する卒業生の声を紹介します。


S.Y君2021年3月卒業)

出身:栃木県

所属:ペテモどうぶつ医療センター幕張新都心

資格:愛玩動物看護師、災害支援動物危機管理士、ペット救急員(犬猫・エキゾチック)

 

私はイオンペット株式会社に就職しました。その中で千葉県千葉市の幕張新都心にある「ペテモどうぶつ医療センター幕張新都心」で愛玩動物看護師として診察や検査、手術だけでなく夜間救急なども携わらせて頂いてます。

ここの病院では、わんちゃん・ねこちゃんの健康診断や予防だけでなく、ICUを使用したり命が危険な状態まで幅広い症例が数多く来院されます。

 

そこで、如何なる時でも飼い主様の大切な家族、命をお預かりしているという意識で、動物だけでなく飼い主さまにも寄り添い、安心していただける動物看護を心掛けています。

元気に退院する姿、飼い主さまからの信頼や感謝を頂けると、この動物看護をやって良かったと感じたり、喜びや感動まで頂ける日々を過ごしております。

 

 この職に就いたきっかけは、『人と動物が好き。動物の生命に対する正しい知識を広めて救いたい。』そんな想いから動物看護師を知り、興味を持ちました。また、日本は災害大国ということもあり、家族である動物も救うべきと気付かされました。そこで、動物の危機管理を念頭に置いた唯一無二の本学科を志望しました。

 

動物病院は、災害時における行動や備えの啓発活動、地域の拠点となる備蓄が重要です。

そこで、本学科で学んだペットの防災や減災についての知識を活用して現場で活動しております。また、動物看護以外にも幅広い動物分野を講義や実習で学んでいたため、社会人になり他の愛玩動物看護師よりも様々な角度から思考できるため、本学科にて学べて良かったです!


(独)家畜改良センター十勝牧場に勤務

・K.C君

・2021年3月卒業

・独立行政法人家畜改良センター十勝牧場

・出身地:岩手県

・資格:愛玩動物看護師、災害支援動物危機管理士、ペット救急員(犬猫・エキゾチック)

 

私は家畜の育種・改良のため、牛、馬及びめん羊など様々な畜種を対象として飼養管理や採精業務に従事しています。危険もありますが、その分やりがいのある仕事です。

大学では、入学当初から目指していた愛玩動物看護師の資格を取得しました。その一方で、大学周辺にある牧場でアルバイトや研究室の活動であるフィールドワークなど畜産現場で実践し、リスク管理を学んだことがとても役立っています。

 

 

T.U君(2021年3月卒業)

 卒業生が働いている岩瀬牧場(福島県鏡石町桜町225、株ハンドレット)が福テレで、その活躍が紹介されました。岩瀬牧場は、142年の歴史を誇る牧場です。活躍する姿がまぶしいです。

 

 

 

 

◇動画はYouTube 福島ニュース【福テレ】でご覧いただけます。

うらたび 岩瀬牧場:テレポートプラス - FTV 福島テレビ (fukushima-tv.co.jp)

 

・Y.Sさん

 

2020年3月卒業

 

・東千葉動物医療センター

 

・出身地:徳島県

 

・資格:認定動物看護師

 

 

 私の勤務している病院は千葉県東金市にある東千葉動物医療センターで、千葉県有数の大型で地域の中核病院です。日々、子犬・子猫から難病の動物まで多くの動物の命と向き合う動物病院の仕事は入院した動物の病気が治って退院してくれたり、飼い主さんから頼られたりすると大変やりがいを感じ楽しく日々を過ごしています。

 この仕事につくきっかけは動物を助けられる職場で働きたいと考え動物病院で働ける動物看護師の仕事を知り、興味を持ちました。また、近年、災害が多いため、家族の一員であるペットも人と同様に助けたいという思いが強くなり、他の動物看護系大学にない動物危機管理学のある本学科に入学しました。動物病院は地域の災害対策の啓発や防災対策となる備蓄などの責務があります。そのため、大学で学んだペットの防災・減災の知識が現場で大いに役立っています。また、授業では動物看護分野だけでなくさまざまな分野の実習などで実体験を学んだことが社会人になって、他の人より見識が広くなっていたと改めて感じられたので本学科に入ってよかったと思っています。

 

・N.Tさん

 

2019年3月卒業

 

・有限会社 瑞穂農場勤務

 

・出身地:秋田県

 

・資格:愛玩動物飼養管理士2級、認定動物看護師、理科教員免許(中・高)

 

私は約1200頭ほどの牛を飼育している牧場に勤め、主に搾乳・治療・繁殖の仕事をしています。

搾乳には、前しぼり、ふき取り、ミルカー、ポストディッピング(乳頭保湿)の4つの役割があります。前しぼりには乳頭内の汚れ、細菌等を取り除くこと、オキシトシンを分泌させ、ミルクを出しやすくする目的があり、ふきとりには乳頭口の汚れを取り除き、異物混入を防ぎ、乳房炎を予防する目的があります。他にも役割一つ一つに重要な意味があり、日々全力で取り組んでいます。

治療・繁殖分野は現在勉強中ですが、自分が治療した牛が回復してくれたり、人工授精した牛が受胎してくれるととても嬉しく思い、毎日が楽しいです。

牛に関する知識は、自分が専攻していた分野ではなかったので、在学中に深く勉強できませんでしたが、動物を見る「観察眼」と「考え方」は、動物行動学、動物看護学、動物看護学実習等で身に着けることができたと思います。

大学では一言で「動物」といっても様々な分野があり、様々な角度から考え勉強できたので、将来の職業について、幅広い分野から選び、考えることができました。

後輩の皆さんにも在学中に多くのことを学び、体験して、選択肢を多く持ってほしいと思っています。

 

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  • NYさん
  • 2019年3月 卒業
  • 有限会社 本川牧場 勤務
  • 出身地:神奈川県
  • 資格:愛玩動物飼養管理2級、認定動物看護師、実験動物技術者2級、初任者研修2

 

 

私は、徹底した衛生管理と病気予防、牛にとっての快適さを追求した質の高い酪農を実践した牧場に務めています。

この牧場に来て最初に驚いたことは、他の牧場に比べてニオイと虫が少ないという事です。牧場というと、「臭い」「汚い」といったイメージが強いですが、週に3回は行う床出し作業、徹底した長靴の洗浄といった日々の作業を行う中で出来るところから衛生管理を行うことで、牧場を清潔に保つ事ができ、それが病気の予防にも繋がります。

 

現場では大きく4つの部署に別れており、搾乳課・繁殖課・乳牛管理課・哺乳育成課とあり、現在私は繁殖課に所属しています。繁殖課では主に、自家育成の牛を生産していき、運営の安定化を図るとともに、より質の高い安心安全な牛乳を提供することを目的としています。

 

また、現代酪農の他にも、広大な牧草地での放牧や自社製堆肥を活用した野菜生産、麦焼酎の搾りカスを中心に、エコフィード導入の先駆けなど様々な取り組みを行っています。

 

大学で学んだ畜産動物の機能形態や動物の感染症、フィールドワーク、また動物看護学で得た知識は現在の職場でもとても役立っています。

 

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  • K.F.くん

  • 20193月卒業

  • イカリ消毒株式会社 勤務

  • 出身地:鹿児島県

  • 資格:愛玩動物飼養管理士2

 

 

 

 

私は、各種工場において、有害生物防除管理、5Sの活動のサポート、HACCPISOFSSCなどの各種認証取得のためにコンサルティング業務を行っています。

お客様にあった特別対策機器やサービスの提案ができるよう日々努めています。

大学では、野生動物行動学を専攻し、様々な野生動物調査をさせていただきました。その経験を仕事に活かせるよう見聞を広めています。

 

 

 

 

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  • N.S.さん
  • 2019年3月卒業
  • 大内山動物園勤務
  • 出身地:福島県
  • 資格:動物看護師、学芸員、愛玩動物飼養管理士二級、Pet Saver、防災士

 

 

 

私は、野生下で傷付いたり親とはぐれたりした動物や家庭で飼えなくなった動物の保護を積極的に行っている動物園で働いています。保護した動物の中には身体だけでなく心も傷付いた動物もいるため、大学で学んだ野生動物学や動物福祉学の考え方を活かしつつ実際の飼育現場で学びながら、動物たちと信頼関係を結び、身体と心を癒せるよう日々努力しています。

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  • T.S.くん
  • 日本動物高度医療センター 勤務
  • 2018年3月卒業
  • 出身地:栃木県
  • 資格:認定動物看護師

私は、重症な動物を紹介されて診療する動物病院で動物看護師として働いています。主な仕事は入院動物の看護や、動物の保定、X線検査や超音波検査などの補助などですが、CTMRIなどの高度医療機器を用いた診療の補助や、特殊な機器や技術が必要な手術のサポートも行っています。

 

動物危機管理学科では、動物看護学や動物看護学実習のなかで、様々な動物看護に関する知識や技術の基礎を習得しました。また、動物病院での実習を通して、飼主様との寄り添い方や獣医師との連携の大切さを学びました。

 

これからも、チーム医療の一員として獣医師が最良の獣医療を提供するためのサポートをするとともに、動物看護師ならではの視点を活かして動物や飼主様に寄り添い、ひとつでも多くの命を救うために、より良い看護ができるよう努めていきたいと思っています。察するだけでなく、チーム医療として獣医師の先生方が100%の獣医療を提供できるよう、全力で援助する大切な職業です。これからも獣医療と動物看護の発展を目指し1つでも多くの命を救う手助けができるよう、専念していきたいと思っています。


活躍する卒業生S.H.くん
  • S.H.くん
  • 株式会社 佐藤農産 勤務
  • 2017年3月卒業
  • 出身地:長野県

私は佐藤農産という養豚場で離乳舎を担当しています。

離乳舎では離乳したばかりの仔豚に、餌や治療を行ったり豚舎内の洗浄や消毒をしたり、様々な仕事があります。特に子豚の体調管理はとても重要な作業です。仔豚は1時間ごとに体調が変化するといわれるほど病気に罹りやすいです。頭数が多く、できるだけ早く、丁寧に豚の体調を把握する観察力が必要になります。治療が必要な場合は薬を使うだけではなく、なぜその豚が病気になったかを考え、豚舎内の環境が豚にとって最善になるように改善を繰り返していかなくてはいけません。観察力をつけるため、豚に適した環境を理解するために豚の勉強をする必要がありました。

豚に関する勉強は大学で学んだことの延長にあるもので、勉強したことや経験したことが役立ちました。特に観察力は何度も同じ動物の行動を観察していた経験が活きました。一見自分が学んでいることが将来に役立たないように感じられても、予想もつかない場所で助けになります。無駄になる知識はないので大学でできる多くのことを後輩の皆さんには体験して欲しいと思います。


活躍する卒業生K.H.さん
  • K.H.さん
  • 株式会社食環境衛生研究所 受託試験部 勤務
  • 2016年3月卒業
  • 出身地:群馬県
  • 資格:実験動物技術者1級

「トキシコロジー」の講義で学んだことが実際の現場で登場することが多く、試験を行う上で深い理解につながっていると思います。

また、研究室での活動や実験動物技術者1級取得の経験は今の私の礎となっています。 

私は現在、株式会社食環境衛生研究所の受託試験部で動物用医薬品の開発業務に携わっています。

大学では幅広い分野の中から実験動物に興味を持ち、動物用医薬品等の試験を実施している現在の会社へ就職しました。

職場で扱う動物種は多岐にわたり、実験動物学、畜産学、水産学…どの分野の知識も無駄になることはありません。

動物が好きだけど、何を学びたいか決まっていない…そんな学生さんにこそ動物危機管理学科で興味を持つ分野を見つけてほしいと思います。


活躍する卒業生T.S.くん
  • T.S.くん
  • 大阪大学医学部附属動物実験施設 勤務
  • 2017年3月卒業
  • 出身地:茨城県

私の仕事は、動物実験施設(疾患モデル動物の飼育や疾病の病態解明等の医学研究支援を行う場所)において、微生物検査(実験に用いる動物のマウス・ラットが実験に悪影響をもたらす細菌やウイルス、寄生虫に感染していないかの検査)を行っています。 

大学に入る前は、漠然と動物に関係した職種への就職を考えていましたが、3年次に他大学で経験した実務実習(インターンシップ)と学内研究室の配属が私の進路に大きく影響しました。 

実務実習先では、微生物検査や胚移植(受精卵を他の個体の子宮に移すこと)等を経験し、研究室では、実験動物の解剖、細胞や菌の培養を学びました。 実務実習と研究室で実験動物の基礎を学ぶことで、「この業界面白いかも」と思い立ち、現在に至っています。 

動物危機管理学科のカリキュラムとして、1,2年次で動物の基礎を学び3年次からは卒業研究に向けて本格的に動物に触れていくと思います。

それに伴い、解剖にいたる知識や技術、実験動物に対する敬意や福祉への配慮を含め、多くのことを学ぶことが出来ると思います。 

今振り返ると、大学生活の4年間は一瞬でした。後悔しないように何事にも挑戦し、皆さんが動物に携われる職種に就けることを願っています。


活躍する卒業生Y.S.くん
  • Y.S.くん
  • イカリ消毒株式会社 勤務
  • 2018年3月卒業
  • 出身地:静岡

現在、イカリ消毒株式会社で技術営業職として主に食品工場においての有害生物管理や5S活動のサポート、HACCP・ISO・AIB等の各種認証取得のためのコンサルティング業務を行っています。様々な対策別機器の提案や、業種や規模に合わせたサービスの提案ができるよう日々知識を積み重ねています。大学では実験動物学を学び、衛生管理に興味を持ち様々な業種での衛生管理についての知識・理解を身に着けたいと思いました。

学生時代から新しいことに挑戦することが好きだった私は、勉強や私生活でも資格の取得や趣味を広く持ち自分のスキルアップの為、行動してきました。

皆さんも日頃から様々なことにチャレンジし自分の可能性を広げつつ、学生生活を謳歌しましょう!


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