小沼(阿部)研究室

愛玩動物の予防医療や災害対策の研究により社会貢献を目指しています

研究室活動

 

愛玩動物の予防医療向上のために、エビデンスのある獣医療を提供するための診断基準の構築や貴重な臨床データの集積による疫学調査、新規サプリメントの開発などを行っています。また、災害救助犬などに関わる匂いの研究、災害時に動物看護師だからできる人と愛玩動物の支援活動の研究や、さらに動物医療の現場に必要なコミュニケーション能力に関する臨床心理学的研究など、愛玩動物に関わるさまざまな社会貢献につながる研究をしております。

研究紹介

当室では、獣医臨床における研究全般をテーマとしているため、学内だけでなく学外においても、大学、動物病院や企業との連携、共同研究を数多くしており、幅広い研究テーマに取り組むようにしております。

◆ 現在進行中の研究テーマ

【腸内細菌の研究】

  1. ウサギの腸管内マイクロバイオーム解析による健康状態・疾患と腸内細菌叢の構成関連の研究(共同研究:A先進医療研究所)
  2. 伴侶動物のクロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)感染調査(共同研究:医療危機管理学科)

【疫学研究】

  1. イヌの腫瘍性疾患における疫学調査により予防医療の構築(共同研究:ペット保険会社)
  2. 動物看護師/獣医師と飼主との獣医療における臨床心理学や獣医療面接(コミュニケーション能力)に関する質的・量的研究(共同研究:北里大学他)
  3. フェレットのコロナウイルス感染症の疫学調査(共同研究:山口大学/動物病院, 埼玉)

【シミュレーター関係】

  1. 獣医学教育に関わる身体検査および手術シミュレーターの開発(共同研究;2社)
  2. 動物看護教育に関わるシミュレーターの開発

【その他】

  1. 実験動物における吸入麻酔リスクの検討(共同研究:獨協医科大学実験動物センター)
  2. 希少な臨床症例の病理学的および臨床科学的研究(共同研究:日本大学獣医病理学研究室;動物病院, 仙台)

【ペット向けの新規サプリメントの研究】

  1. イヌにおける新規素材の水素系サプリメントの開発(受託研究:サプリメント関連会社)
  2. 犬猫の新規素材の抗酸化力のあるサプリメントの腎機能障害予防効果の検討(受託研究:サプリメント会社)
  3. 高IgE犬における抗アレルギー・抗炎症サプリメントにおける血中IgE低下効果の検討(受託研究:サプリメント会社)

【災害と動物の匂いの研究】

  1. 災害時における動物看護師としての支援や人材教育制度(ペットの防災・減災)の研究(動物危機管理教育研究センターとの共同事業)
  2. 捜索(災害)救助犬活動に関わる匂いの研究や資格制度の構築(共同研究;日本捜索救助犬協会)

【野生動物分野】

  1. アライグマ疥癬症における病理組織学的調査(共同研究;日本大学、動物病院他)
  2. 野生ウサギにおける腸内細菌叢の調査(共同研究)

News ニュース

2019-2020

2020年3月23日

2019年度卒業生、斎藤祐介君に手伝っていただいた「腎機能低下犬におけるブルーベリー茎エキス含有サプリメントの効果」の論文が日本獣医腎泌尿器学会誌(小沼 守、斎藤祐介、阿部仁美、小野貞治、石田智子、志智優樹、村上彬祥. 日本獣医腎泌尿器学会誌. 12(1): 23-27, 2020;査読有)に掲載されました。

 

2020年3月20日 

2018年度卒業の榎本 実穂さん、武尾 南美さんらによる「動物看護師における災害看護教育の実態調査」の論文が総合危機管理学会機関誌「総合危機管理」(http://simric.jp/journal)(榎本 実穂, 武尾 南美, 西村 裕子, 永井 貴志, 小沼 守. 総合危機管理. No.4, 111-117, 2020;査読有)に掲載されました。学士の卒業論文ですが、査読有の学会誌に掲載されたことは誇らしいです。

 

2020年3月20日

認定動物看護師教育コアカリキュラム2019準拠「動物看護の教科書新訂版第4巻 応用動物看護学」(緑書房編集部編集)が上梓しました。小沼は教科書として既にインターズーで免疫、動物医療コミュニケーションを担当しましたが、今回は第3章のエキゾチックアニマル(pp112-264)を分担執筆・監修しました。

 

2020年3月13日

2019年度動物看護師統一認定機構認定動物看護師試験の結果発表があり、本校で受験した学生すべてが合格し、2年連続合格率100%達成しました。その合格者のうち、当研究室の斎藤君が日本動物保健看護系大学協会の優秀学生として表彰されました(こちらも昨年の当研究室榎本さんに続いて2年連続!!)。斎藤君はじめ皆さん頑張ってくれてありがとう。そしておめでとうございます。

 

2020年2月8-9日

奈良県で開催された日本動物看護学会第28回大会にて、齋藤祐介君が「高IgEにおける抗炎症・抗アレルギーサプリメントの検討(齋藤祐介、前田幸弘、阿部仁美、小沼 守、P-4)を、阿部仁美先生が「イヌ乳腺腫瘍、触診モデルの有用性の検討(阿部仁美、宇尾彩華、南部悠里、原口生成、小沼 守、桜井富士朗、P-7)を筆頭者としてポスター発表しました。4年生の前田君も一緒に参加しました。また、小沼は公開講座、シンポジウム、口頭発表の座長を務めました。関西は熱意のある動物看護師さん達が多く刺激を受けました。また、次回の第29回大会は主管団体として千葉科学大学が選出され、小沼が大会長を拝命されました。がんばります。

 

2020年1月26日

獣医アトピー・アレルギー・免疫学会第14回シンポジウム―学会技能講習会および抗体医薬による癌治療を考える―に参加および症例報告の座長をしてまいりました。新しい検査形やその流れで構築された今後にノーベル賞につながるかもしれない大発見の報告もあり、興奮が抑えられませんでした。追伸:相撲の千秋楽日の両国開催だったため、となりでは高砂部屋の祝賀会が執り行われ、街中にもお相撲さんがたくさんいました。

2020年2月1日

獣医学術雑誌Companion Animal Practiceに斎藤君の卒論である「高IgE犬におけるビデンスピローサ 含有サプリメントの検討(齋藤祐介,前田幸宏,阿部仁美,小沼 守No.368.Vo.35. 115-116.2020.)」の論文が掲載されました。

2019年12月11日

日本で唯一の動物看護師向けの学術雑誌に、以前、ボランティアとして福島県浪江町に伺ったレポートが掲載されました。特別寄稿 福島県浪江町の私設シェルターボランティア活動報告(小沼 守、犬と猫に起こりやすい!冬に増えるトラブル対策、as 、12月号、No.359、27-31、2019)が掲載されました。継続するボランティアが必要である啓発になればと思っています。

2019年12月1日

獣医学術雑誌Companion Animal Practiceに「ハムスター臨床ステップアップ講座」の連載がはじまりました。第1回基本的な臨床手技(小沼 守、第1回基本的な臨床手技、Companion Animal Practice、No.366. Vol.12. 88-93. 2019)です。内容は基本主事から外科まで隔月で2年ほど連載が続く予定です。ハムスターも奥が深いのですよ。

2019年11月16-17日

大阪で開催された動物臨床医学会にて、小沼が学会発表をしてまいりました。株式会社ビオラボとの共同研究である「腎機能低下犬におけるブルーベリー茎エキス含有サプリメントの効果(小沼 守、齋藤祐介、阿部仁美、小野貞治、石田智子、川崎まい、志智優樹、村上彬祥、第40回動物臨床医学会年次大会、大阪、2019)」です。こちらのサプリメントは機能性ドックフードに採用されました。

 

2019年11月15日

日本獣医エキゾチック動物学会誌に、レインボーアガマAgama agamaの体表から得られたPterygosomatidae科ツツガムシ類の記録(志智優樹、鈴木夏海、土井寛大、大橋赳実、小沼 守、徳永有喜子、田中治、淺川満彦、Vol.1, Nov,pp29, 2019)の報告をしました。

2019年11月15日

認定動物看護師教育コアカリキュラム2019準拠の教科書、臨床動物看護学①の動物医療コミュニケーション(第1-3章,pp367-406,インターズー、東京、2019)が上梓しました。教科書はこれで2冊目、こちらは獣医療面接を中心に解説しています。

2019年11月11日

希少種を含む貴重な動物園水族館の動物達に質の高い動物福祉と動物医療を持続的に提供する活動を目的としている「一般社団法人 未来を創るどうぶつ医師団」に支援をしています。興味のある方はぜひ拡散および支援を御願いします。詳しくはこちら→https://cms.e.jimdo.com/app/s4ad395eccd9f0580/p0d8719f440e7d88d/?cmsEdit=1

2019年10月25-26日

愛媛で開催された実験動物技術者協会学術大会にて4年の前田君が「動物実験における吸入麻酔器のキャリアガス流量変動による麻酔効果の検討」の学会発表をしてまいりました。多くの方からの質問に苦戦しながらもすばらしい対応をしてくれました。

2019年9月15日(日)

災害時動物支援研究会(DAAG)のメンバー(2年)の浮田さん、大槻君、瀬出井君、守田君、山口君と共に日本捜索救助犬協会のボランティアに参加してきました。施設設備作成や草むしり、訓練の補助などをしました。ご苦労様でした。

詳しくはこちら→https://www.facebook.com/jsrda

2019年9月1日(日)

日本捜索救助犬協会の顧問に就任しました。大学しかできない支援を考え、実行していきたいと思います。https://www.japan-srda.net/

2019年8月以前の学会発表・論文他

2019.6.14

先日アクセプトされた共同研究している北里大学の木村先生の論文が発刊されました。獣医師会雑誌では2報目の質的研究と貴重な論文です。「動物診療施設を受診する飼い主が抱く解釈モデルの質的研究(木村祐哉、真田菜生、今井 泉、小沼 守、宮下ひろこ、矢野 淳、伊藤直之、日獣会誌、72:349-355、2019)」

2019.6.1

 臨床獣医師向けの小動物内科専門誌であるSA Medicineに【食わず嫌いにさせない 獣医分野の文献を読み解くための「統計用語」解説】という連載が1-2年を予定に始まりました。第1回は感度、特異度、カットオフポイントです。統計の専門家ではありませんが、元開業医として苦労したからことできる解説をしたいと思います。 小沼 守. Journal of Small Animal Medicine (SA Medicine). No.121, Vol.21, -No.3, 66-69. 2019. インターズー, 東京.

 2019.6.1

 今年の3月に卒業した押之見君の卒論が畜産系獣医学術雑誌に掲載されました。牧場主という夢に向かってがんばれ、応援しています。押之見岳彦、三上隆弘、佐藤周史、小沼 守. アニマルウエルフェアの考えに配慮した牛舎環境の検討. 臨床獣医.37(6): 44-46. 2019.

2019.5.15-16

共同研究をしている獨協医科大学の寺田先生と共に「ラットにおけるイソフルラン吸入麻酔時のキャリアガス流量変化による影響(第66回日本実験動物学会通常総会, 寺田節, 前田幸弘, 小沼 守ら. 2019/5/15-16)の演題でポスター発表しました。今度は10月に開催される実験動物技術者協会総会にて4年の前田君が筆頭で発表を予定しています。

2019.3.25

小沼が分担執筆した「認定動物看護師教育コアカリキュラム2019 準拠 基礎動物看護学1 動物形態機能学 動物繁殖学(第4章生体の防御機構, 全国動物保健看護系大学協会カリキュラム委員会編, pp73-86, インターズー, 東京)」が上梓されました。あともう1冊も執筆中(汗)。

2019.3.21

日本獣医エキゾチック動物学会にて開催された2018年度症例発表会(大崎)にて小沼の関連する「一動物病院におけるフェレットコロナウイルス(FRCoV)感染例の実態調査(川崎まい、飯室翔稀、小沼 守他:ポスター)」、飼育下のウサギにおける飼養環境と腸内細菌叢の関連(浅野康子、小沼 守他:ポスター)、「アップストリーム治療により非持続性心室頻拍の改善を認めたウサギの1例(小野 貞治、小沼 守他:ポスター)」の3題を発表してまいりました。学生では当研究室の飯室君が共同研究者としてがんばって質問に対応しました。これで現4年生全員学会発表を終え、ほっとしています。

2019.3.20

小沼の監修した「動物病院スタッフのための犬と猫の感染症ガイド(監修:小沼 守/前田 健/佐藤 宏、緑書房)」が上梓しました。現場でインフォームドコンセントに有用なツールになれば幸いです

2019.3.13.

千葉科学大学紀要第12号に、昨年卒業した増田君の論文「神栖市におけるペットロスの現状と課題(増田 翔, 小沼 守, 内川隆一. 12: 55-59. 2019)」が掲載されました。

2019.3.10.

平成30年度千葉県獣医師会獣医学術年次大会(TKPガーデンシティ千葉)にて動物看護分野で当研究室の押之見君が「乳用牛におけるアニマルウエルフェアの考えに対応した牛舎環境の検討」の口頭発表を行ってまいりました。そこで獣医師会長奨励賞を頂けました(小沼が代理で表彰式に参加)。今後の当研究室の学生の励みになるでしょう、誇らしいです。

2019.2.20.

ビジュアルで学ぶ動物看護学 第2版(緑書房)が発刊されました。小沼はエキゾチックアニマルの項を執筆しております。なお、次の新たな教科書も作成中、ご期待ください。

2019.2.2

 第30回日本臨床微生物学会総会・学術集会(グランドニッコー東京、台場)にて医療危機管理学科の大島先生との共同研究である「市中Clostridium difficile感染症における感染源としての伴侶動物の役割(大島利夫、小沼 守、浅井さとみ、宮地勇人)」のポスター発表しました。

研究室メンバー

小沼 守 教授 Mamoru Onuma

【学外団体関係】

  • 獣医アトピー・アレルギー・免疫学会学会:運営委員・技能講習制度委員・編集委員
  • 日本獣医エキゾチック動物学会:監事・編集委員
  • 日本動物看護学会:常任理事・編集委員
  • NPO法人コンパニオンラビット協会:監事
  • NPO法人獣医学教育支援機構:vetOSCE委員
  • NPO法人日本捜索救助犬協会:顧問
  • 日本動物保健看護系大学協会:理事・カリキュラム委員

【資格】

  • American College of Veterinary Emergency and Critical Care, RECOVER CPR Training & Certification, No.JPNR0075
  • Pet Saver Instructor(Pet Tech, Inc/日本防災教育訓練センター)
  • 防災危機管理者(教育システム支援機構)
  • 日本医科大学模擬患者(SP)資格
  • 心理学検定1級(日本心理学諸学会連合)
  • 災害支援動物危機管理士(動物危機管理教育研究センター)

【所属学会】

  • 日本動物看護学会(常任理事・編集委員)、獣医アトピー・アレルギー・免疫学会(編集委員・技能講習制度委員)、日本獣医エキゾチック動物学会(監事)、日本大学獣医学会(理事・評議員)、日本サプリメント評議会(評議委員)、ペット栄養学会、日本味と匂学会、日本獣医皮膚科学会、獣医麻酔外科学会、日本獣医学会、日本獣医師会、動物臨床医学会、獣医疫学会、日本アレルギー学会、鳥類臨床研究会、日本医学教育学会、がん哲学外来市民学会、Veterinary Emergency and Critical Care Society

ダウンロード
小沼 守の詳細な業績はこちらをクリックしてください↓
業績書 小沼守 2019年度.pdf
PDFファイル 593.1 KB

阿部仁美 助教 Hitomi Abe

         阿部 仁美の詳細プロフィールは以下↓

            http://www.cis.ac.jp/teacher/detail/143

★学部研究生

学部生・大学院生

2019年度は4年3名、3年4名、大学院研究生1名、合計8名所属しております。

【二期生】

4年生

Masafumi Atarasi

Yusuke Saito

Yukihiro Maeda

【三期生】

3年生

Hiyori Ishige

Nanako Iwatani

Mizuki Osaka

Haruna Suwa


大学院生

Sadaharu Ono(研究生)

卒業生

【一期生】

Shoki Iimuro

Miho Enomoto  

Takehiko Oshinomi

Nami Takeo

Sota Matsuda

Himeka Wakao

 

◆ Life 研究室の活動

  • 週2回程度の活動が基本です
  • 統一認定機構認定動物看護師試験対策講座:週1回順番で過去問を中心に試験対策を行い、月1回、災害時動物支援研究会と共に公開講座で発表します
  • ジャーナル・クラブ:週1回、各自が論文1つを紹介しディスカッションします
  • 小沼が責任者である社会人向けの災害時獣医療支援人材養成プログラムの運営補佐
  • その他:研究室の掃除、実習手伝い、災害時動物支援研究会活動など
◆ Matching マッチング(この研究室に合いそうな学生さん)

  • 何より伴侶動物が好きだ
  • 認定動物看護師の資格を取りたい
  • 伴侶動物の病気を深く知りたい
  • 「なんで?」と探究心を持てるひとになりたい
  • せっかくの大学生活だから何かに打ち込んで燃え尽きたい
  • 研究によってうまくいけば臨床現場で何かに役に立てたらいいなと思っている

研究生・大学院生・共同研究企業募集中

伴侶動物に関する研究をしたい学生(大学院)、社会人で学位取得を目指す方、共同研究を希望する企業を募集しています。まずは相談ください。 

ペットのサプリメントに関する受託研究:2017年2件、2018年2件、2019年4件

その他のペット関連産業との共同研究:2017年2件、2018年2件、2019年4件、2020年2件

 

問い合わせ先:monuma[a]cis.ac.jp *[a]を@に変えてください。